ESDMについて

ESDMについて

ミナシアベースでは、お子さんの個別/集団療育を実施するに当たり、できるだけ多くの視点からお子さんをとらえ、療育に取り組んでいます。

いくつかの視点があるうちの一つに、「ESDM(アーリー・スタート・デンバー・モデル)」があります(以下、ESDM

※ESDM自体の療育をミナシアBASEで実施することはできません。こちらは紹介記事であることをご了承ください。

ESDMは、

生後12ヶ月ぐらいからの自閉スペクトラム症乳幼児への、集中的に提供する総合的な早期介入方法として開発されました。

生後24ヶ月から60ヶ月までの自閉症幼児を対象としたデンバーモデル介入法を改良・応用したものです。

ーEarly Start Denver Model for Young Children With Autismより引用ー

このESDMは、自閉スペクトラム症のお子さんへの超早期療育として世界的に注目されています。

 

ESDMの根幹

ESDMのプログラムは様々な知見を元に作られています。

いくつかの補助的なアプローチの集合体がESDMの根幹をなしている。

その中に、1981年に始まったロジャースと同僚ら(Rogers,Herbison,Lewis,&Reis,1986)による最初のデンバーモデル(自閉症における対人関係の発達モデル、1991)、ドーソンと同僚らの対人動機づけ障害としての自閉症モデル、そして、子どもの自然な自発行動をハイライトし自然な文脈で指導する(Schreibman&pierce,1993,Koegel&Koegel,1988)応用行動分析(ABA)に基づく教授アプローチである基軸反応練習(PRT)がある。

ーEarly Start Denver Model for Young Children With Autismより引用ー

 

ESDMでも使われているPRTってどんなこと?

文章にも出てきた基軸反応練習(PRT)ですが、どんなものでしょうか?

  1. 子ども自身のやってみようとする(試み)行動を強化する
  2. 「新しい行動の指導」と「既習スキルの維持」の指導を交互に行う
  3. 強化子は、子どもの反応や行動と直接の関係がある
  4. 活動の間に順番交代をする
  5. 指示や他の結果などを明瞭に(わかりやすく)伝える
  6. 子どもに選択させ、子どものリードにしたがう

ーEarly Start Denver Model for Young Children With Autismより引用ー

多くのポイントはご家庭でも取り組める内容にもなっているのではないかな? と思っています。

また、そのほかにも関わりの基盤となっていることとして、

  1. 大人は子どもの情緒、覚醒、注意の状態を調整し最大化すること
  2. 大人は自らのポジティブな感情を活用すること
  3. 初めから終わりまで交代しながら二者間の結びつきで進行すること
  4. 大人は、子どものコミュニケーションキュー(合図)に敏感かつ迅速に反応すること
  5. 数多くの多様なコミュニケーションの機会を創出すること
  6. 活動を発展させること
  7. 大人の言語は子どもの言語性および非言語(言葉を使わない)コミュニケーションの能力と意図にとって、発達的にも実用的にも一貫して適切であること(大人の発話は子どもの平均発語より1語長くする
  8. 遊びから遊びへの以降は効果的に統制されること(片付けなどもスムーズに行うなど

これらを「遊び」を通して実施していきます。

当たり前かもしれませんが、叱ったり、怒鳴ったりするという項目はないため、そのようなことは実施しません。

子どものリードに従いつつ、その子にあった目標設定をする。

そして、遊びながら個別の目標のクリアを目指すため、子ども自身も楽しみながら療育を受けることが可能です。

お子さんへの療育をする上で、とても参考になりますね。

以上、ESDMのご紹介でした。