ミナシアは、通所するすべてのお子さまに「バインランド-Ⅱ(適応行動尺度)」という専門的な心理検査を実施しています。お子様が、お家や園でもっと笑顔で過ごせるようになるための、私たちとご家族を繋ぐ架け橋の一つとして活用しています。
お子さまを見守っていると、「客観的に子どもの得意と不得意を知りたい」と思ったり、「家ではできるのに、園ではできないのはなぜだろう?」と感じることはありませんか?
発達検査がお子様の「頭の中での得意・不得意(得意のパズル)」を知るものだとしたら、このバインランドは日常生活の中での得意、不得意も把握しつつ、「今の生活の中で、実際に使えている力」を知るための検査です。例えば…「言葉はたくさん知っているけれど、お友達に『貸して』と言うのは難しい」「パズルは得意だけど、お着替えの順番でいつも迷ってしまう」といった、数値だけでは見えない「今の困りごと」の正体を保護者の方と一緒にお探しします。
実施することで、検査結果を参考にしながら、明日からすぐに取り組める「小さな一歩」の提案が可能になります。たとえば、「お友達と仲良くしよう」という大きな目標ではなく、「遊びの中でお友達と順番交代にチャレンジしてみよう」といった、取り組みやすい小さなステップをお伝えすることができます。
この「小さな一歩」の積み重ねが、お子様の自信と、ご家族の安心に繋がっていくと信じています。
発達検査とバインランドの違い
お父様・お母様が大切なお子様を多角的に理解できるよう、それぞれの検査の役割をまとめました。どちらが優れているということではなく、「どちらも知ることで、より手厚いサポートができる」という視点でご覧ください。
| 知るためのポイント | 発達検査(新版K式、遠城寺式、KIDSなど) | Vilneland-II(バインランド) |
|---|---|---|
| たとえると? | 成長のバランス | 生活で活かせるスキル |
| わかること | 心身の育ちのバランスや、情報をどう処理するのが得意か | コミュニケーション、身辺自立、社会性など、日々の生活を支える力 |
| サポートの活かし方 | その子に合った「学び方・伝え方」が見つかる | 今、生活を楽にするために「練習したい行動」が見つかる |
| 検査の目的 | お子様の「特性(持ち味)」を理解するため | お子様が今より「過ごしやすく」なるため |
Vineland-IIって何?
Vineland-IIは、0歳0カ月〜92歳11カ月の適応行動(個人的、または社会的充足に必要な日常活動の能力)を評価する検査です。お子さんの様子をよく知っている回答者(保護者や介護者など)に聞き取りをしながら行う検査です。

Vineland-IIでわかることは?
言葉を理解できる力(受容言語)や言葉を使って表現する力(表出言語)、文字や数字を読んだり書いたりできる力(読み書き)などコミュニケーション全般に関わる領域
支度やトイレなどの身辺自立の力や料理や片付けなどの家事の力、時計の機能を理解することやお買い物ができること、交通ルールを理解し守ることなどの地域生活の力など日常的なスキルに関わる領域
親や周りの大人、お友達に興味を示し関わりを持つ力(対人関係)や一緒に遊んだり順番交代などお友達と関わりながら遊ぶ力(遊びと余暇)、「ありがとう」を言ったり「〜してください」などお願いをしたりするなどうまく対処する力(コーピングスキル)など社会性に関わる領域
ジャンプやスキップ、片足ケンケンなど体全体を使った運動の力(粗大運動)やハサミで切ったりのりで貼ったりするなど手先を使った細かな運動の力(微細運動)など運動スキルに関わる領域
